2025年07月23日
2025年6月13日(金)?14日(土)、宮崎市民プラザ(宮崎県宮崎市)で開催された、令和7年度日本生化学会九州支部例会にて、帝京大学福岡医療技術学部医療技術学科臨床工学コースの学生4人が、福岡大学大学院理学研究科の大学院生とともに一般講演に共同参加し、生物毒について発表を行いました。
本学会に参加した本学学生は、同コース講師 塩井成留実の研究室に所属しており、本研究室では、福岡大学大学院理学研究科と共同で生物毒に関する研究に取り組んでいます。特に生物毒を薬へ展開することに焦点を当てており、この研究は、今後、毒蛇咬傷被害の治療薬開発の一翼を担うことが期待されます。
学生たちは、それぞれ「進化する毒耐性:毒ヘビ血清中フェツイン様タンパク質の構造と機能の多様性」「日常薬品による蛇毒タンパク質の失活処理に関する実証研究」「毒素結合性低分子タンパク質SSP-3およびSSP-4の可溶性発現系の確立と構造機能解析」「毒を制す蛇由来阻害因子:CRISP毒素認識分子SSP-2の機能的特性と再構築」という演題で発表を行いました。参加した学生からは、「各専門家の発表を聞いて生化学の専門的な研究への取り組みについて興味深く感じた」との感想がありました。
本学では、今後も実践的な研究を通して、医療の質向上と社会貢献を推進していきます。
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